手軽な知 多彩な新書

 

こんにちは、ANDゼミナール(アンドゼミナール)です。ANDゼミナール(アンドゼミナール)は日本橋人形町にある塾です。

 

今日のお題は:「手軽な知 多彩な新書」です。

 

今日の朝日新聞朝刊、文化の扉のコーナーにこんな記事を見つけました。

みなさん、新書はお読みになってますか?書店で新書コーナーに行くと本当にたくさん新書が並んでいます。また新書の新刊本コーナーにも毎月多数の新刊新書が並びます。わたしは書店で目についたもの、新聞などの書評コーナーで取り上げられているものを手に取ってすぐに(衝動的?)買ってしまうタイプです。(そんなわけで私の部屋、本だらけ。)

 

以前(高校生の頃)は新書と言うとちょっと堅苦しいイメージが多かったのですが、最近はジャンル・分野問わず非常に広い範囲をカバーしています。この「扉」のコーナーを読んですぐに頭に浮かんだのが、週刊誌。

 

電車のつり広告から新聞の下1/4に掲載されている広告まで、毎週種々雑多な週刊誌が出ています。あれほどの週刊誌が毎週発行されて共倒れにならないのかしら?(実際に共倒れになっていった雑誌もありました。)

 

生活一般へのヒント、新聞やニュースの延長線上で詳しく伝えるもの、噂話からきわどいゴシップ記事に至るまで、週刊誌の誌名を見れば内容が推測できるようなものがあります。(落語や講談のネタでも「あ、私が言ったなんて言わないでくださいよ、週刊〇〇に出ていた記事ですから」なんていうものがあります。)

 

何百もの週刊誌が世に出ていますが、それぞれがうまく棲み分けて生き残っているようです。生き残るためにも堅い路線から柔らかい(時にアブナイ)路線までカバーしなくちゃいけないでしょうね。

 

さて、新書に戻しましょう。今までは何も考えなかったのですが、この「扉」を読んでみると、新書ごとに個性が出ているようです。たとえば「若手を含めアカデミズムに強み」の中公新書、「分野の第一人者による王道路線」の岩波新書、「世相と学問を結びつける敏感さ」の講談社現代新書などです。書棚にならぶこれらの親書を見てみると、たしかにこうしたカラーが出ていますね。これらが御三家と呼ばれる老舗組。

 

また「タイトルにインパクトとわかりやすさ」の光文社新書、入門書に定評、通史も得意」なちくま新書。「やや文芸よりのジャーナリズム」文春新書、「社会的な問題提起も」の集英社新書、「週刊新潮的なスキャンダルのにおい」の新潮新書などです。(ライター永江朗さんによる、新聞掲載のまま)

 

1938年に岩波新書が「現代人の現代的教養」をキャッチフレーズに世に出ましたが、それと対照的な光文社・カッパ・ブックスは大衆路線で売りまくりました。多胡輝さんの「頭の体操」、岩田一男さんの「英語に強くなる本」、塩月弥栄子さんの「冠婚葬祭入門」などベストセラーをたくさん排出しましたが2005年で廃刊となってしまったそうです。(そういえば栗本慎一郎さんの「パンツをはいたサル」もここでしたね。)

 

 

もともとはイギリスのペリカン・ブックスのシリーズを参考にしたそうで、判型もほぼそれと同じ。装丁の質を抑えて、安価に入手できるようにと工夫したものだそうです。文学系がペンギン、教養系がペリカンというシリーズです。創刊が1935年と言いますから、岩波がこの分野に踏み込んだのはずいぶん早かったことになりますね。

 

日本語ブームの仕掛け人だった大野晋先生の「日本語練習帳」「日本語をさかのぼる」は岩波新書。中公新書からは野口 悠紀雄さんの「超整理法」、本川達雄さんの「ゾウの時間・ネズミの時間」、講談社現代新書からは渡部昇一さんの「知的生活の方法」、板坂元さんの「考える技術・書く技術」、橋爪大三郎さんの「はじめての構造主義」などがベストセラー・ロングセラーに名を連ねていますね。

 

こうしたロングセラーのタイトルを並べてみるとなんとなく先の永江さんのキャラクター付けも納得できるような気がします。

 

Wikipediaを見ると「雑誌化する新書」という見出しが目に留まります。いくら高尚な理念を出しても、出版業界はやはり売れなければなりません。そうなると、堅苦しい文学・評論などよりは雑誌化する(要するに先の週刊誌的な)内容に走るのが一番手っ取り早い方法かもしれませんね。

 

今の新書業界を見てみる限りでは、岩波・中公・講談社による正統的な出版がある一方で、(社名は伏せますが)雑誌化している「とりあえず売れれば」的なものがあって、うまくバランスが取れているのかもしれません。

 

少なくとも雑誌化と揶揄されても、活字への入り口を作ってくれるとすればこれはこれで大きな存在です。雑誌化された新書を目当てに書店へ、そのコーナーで正統的な新書を目にしてもらえれば「きっかけ」としてはOKかも。

 

このブログの中で「 」でいくつか新書のタイトルを引用しましたが、いくつくらいお読みになっていますか?いくつくらいご存知でしたか?知っているから、持っているからどうということはありませんが、一つ「手軽な知」ということで書店で手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

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