一日休めば三日かかる・・・って?

 

こんにちは、ANDゼミナール(アンドゼミナール)です。ANDゼミナール(アンドゼミナール)は日本橋人形町にある塾です。

 

今日のお題は:「一日休めば三日かかる」

 

これってどういうことか想像できますか?

 

わたしが中学・高校と柔道部に所属していたときに、顧問の先生・先輩がさかんに口にしていたことです。下級生が「今日はちょっと体調が悪いので練習を休ませてもらいます」と言うと、顧問の先生や先輩は「休むのは構わないけど、一日休むとそれを取り戻すのに三日かかるんだぞ」「その間に仲間はどんどん練習して上達していくから、差は広がる一方だ」と言っていました。

 

もっと広いスパンで話すこともありました。怪我をして練習に一か月出られなかった友だちがいました。顧問の先生に「この一か月の遅れを取り戻すのにどのくらいの期間がかかりますか?」と尋ねると、先生は「一般的に休んだ期間の三倍かかるって言われてるな。だから三カ月はかかるだろう。次の公式戦は出られそうもないな」と言う具合。

 

昔は「練習・練習」で練習の量が力を決めるというような(一種の)宗教のような流れがありました。今でも一部の部活で練習時間がそのまま戦力につながるというような考え方をしているところがありますね。

 

このような「信仰」は30年も前の都立国立高校が甲子園に出場したときに崩されているはずだったんですけど。(都立国立高校は都立高校の中でもトップクラスの進学率を誇る高校。練習時間は放課後から暗くなるまで。ですから2~3時間程度。それで甲子園出場を勝ち得ていたんですよ。しかもこの時の主力投手が東大に合格して、この投手が在学している間は東大はそこそこ強かった、と言うオチまであります。)またその後都立小山台高校も21世紀枠ではありましたが、甲子園に出場。国立高校と同じく練習時間が限られた中での出場でした。

 

今日の朝日新聞朝刊にこの「一日休めば三日かかる」ということが取り上げられていました。見出しは「柔道『脱ブラック部活』始め! 『練習2時間・週休2日』推奨」です。

 

「ブラック部活」というのは二つの面があります。一つは顧問の先生が残業・休日出勤などで過労死ゾーンに入ってしまう、という部分と、もう一つ生徒たちが土日返上で練習に駆り出されて、休む間もない、という意味の二つがあります。

 

わたしが務めていた神奈川県では高校の柔道部がずいぶん減ってしまいました。昔は格技場は半分に畳が敷いてあり柔道部が使う、残りの半分は床が露出していて剣道部が使う、というすみわけができていました。最近は格技場に行っても畳がない、剣道部が全面を使っている高校が増えています。柔道部がなくなってしまったんですね。

 

土日返上と言うこともあるでしょうが、やはり怪我が心配とか怖いとか言うイメージが残っているのでは。部員数減少に危機感を抱いた全日本柔道連盟が部活動の顧問を対象にした指導のガイドラインを策定したというものです。

 

正直「今頃?」という感はあります。

 

そもそも「一日休めば三日かかる」ということには「運動生理学、発育発達、心理学的に考えても理解できません」そうです。全くの都市伝説?

 

「焦らない、慌てない指導を心がける」ということで、生徒の学年や力量に応じてきめ細かな指導をしていこう、その結果「練習時間は2時間、週休二日」というラインが出てくるとか。

 

東京オリンピックを間近に控えて、トップアスリートたちは科学的なトレーニングをしているようですが、どうも学校の部活は半世紀以上進歩が止まってしまっているところもあるようですね。相変わらずの根性論、練習時間がすべて、という信仰です。(ちゃんと現代的な考えで指導している部活が多いのですが、残念ながら昔ながらのところがいくつも残っている、というのが現状です。)
もっとも国際大会に出たトップアスリートが怪我を押して試合に出場したのを美化してみたり、駅伝で這って襷を渡した選手を美談として扱ったり、と周囲にも相変わらず根性論が根強いようですけど。

 

根性論についてちょっと触れておきます。
プロレス、っていうとどんなイメージを持っていますか?激しい競技ですよね。そこで長年トップを張ってきた「武藤敬司」、アメリカでも「グレート・ムタ」としてトップレスラーだったんですけど。武藤がとても興味深いことを言っているんです。「実際、根性論には限界があるよな。1週間根性論やったところで、根性をもう少し落として1年やってる奴には絶対勝てない。さらに、もっと落として10年やってる奴には勝てない。」要は、根性論じゃなくて、長い期間かけてしっかり練習しなさい、ということですね。またこうも言っています。「今の時代、理不尽なんていらないよ。」
わたしが今通っている道場の師範も同じようなことを言っていて、「1年間毎日練習するよりは、一日おきでもいいから2年、3年と練習した方が上達する」そうです。

 

 

柔道では男子も女子も若手で世界レベルの選手がたくさん育ってきています。それにもかかわらず学校の部活動が減っていたり、全体の競技人口が減ってきたりというのが現実。全日本柔道連盟が危機感をもって対策を考えたことは評価できるでしょう。ただ現場(部活動)の意識がどこまで変わっていくのか、そこが大きなポイントかもしれませんね。

 

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