秋分の日、昼の長さと夜の長さは同じ・・・じゃないよ

 

こんにちは、ANDゼミナール(アンドゼミナール)です。ANDゼミナール(アンドゼミナール)は日本橋人形町にある塾です。

 

9月23日は秋分の日でした。東京地方はなんとか晴天に恵まれ行楽地・お墓参りなどにでかけた人も多いのでは。

 

お子さま方は、日曜日と秋分の日が重なって、翌24日月曜日が休み、三連休となってラッキーと思った人もたくさんいるかも。

 

そういえば、先週は敬老の日で三連休、今週は秋分の日で三連休、来週は10月1日が都民の日で都内の公立学校はまたまた三連休、更にその先は体育の日が絡んで三連休。なんと4週連続の三連休ですね。

 

こうなると、学校の先生は月曜日の授業がずっとつぶれてしまうので頭を悩ませるところ。特に夏休み明けでずっと月曜日がつぶれてしまうのですから、授業のダメージはかなり大きいでしょう。

 

学校によると9月中に文化祭や体育祭を設定しているところも多いようです。(これは9月中がまだ暑さが残り授業に集中できないとか、学校行事はまとめておいて、10月からは一気に授業モードに入ろうとかそういう思惑がある・・・らしい。)

 

あまりに月曜日がつぶれると、そこに入っている授業、例えば芸術とか家庭科とか、もともと単位数(週当たりの授業回数)が少ない科目はダメージが相当大きくなります。結局、月曜日に授業のあるクラスと、それ以外の曜日に授業のあるクラスとで、4回も差がついてしまうからです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

さて、今日のお題ですが、秋分の日と言うと「昼の長さと夜の長さが等しくなる」と覚えている人も多いでしょう。テレビのニュースなどでもそう伝えていますから、そう信じている人がいて当然です。でも・・・。

 

天文年鑑という書籍があります。毎年秋に「誠文堂新光社」という出版社から出版されて、翌年の主な天文現象が細かく網羅されている天体観測の必需品です。(以前は地人書館という出版社から「天体観測年表」というものも出版されていましたが、今はもうありません。)日の出、日没の時刻・方角から月食や日食がいつ、何時ごろ起こって、日本のどの地域でみられるとか、天体写真を撮影する時の基礎データとか、いろいろ掲載されています。

この書籍の9月24日の日の出・日没の欄を見てみると・・・
日の出が 5時29分
日 没が17時37分

計算してみましょうか。17:37-5:29=??:?? (60進法だったりするのでちょい難しい。)

ありゃ?昼の長さを計算すると12時間8分。8分長いぞ。どうして?秋分の日は昼の長さと夜の長さが等しくなるって嘘っぱちですか?

 

実を言うと、天文に詳しい人はみなさんよくご存じの現象で、たぶん今月、プラネタリウムの一般投影などに行かれた方は、解説者が詳しく説明してくれていたでしょう。

大きく2つのことが影響しています。

 

1つ目は「大気差」という現象。

これは地平線付近の天体が浮き上がって見える現象。つまり実際にはまだ太陽が地平線に顔を出していない(ハズ)なのに、顔を出しているように見えてしまう現象です。(その逆もあります。地平線下に沈んだはずなのに浮き上がって地平線の上に見えます。)

 

2つ目は「日の出」「日没」の定義によるもの。(これで数分の誤差が出ます。)

 

普通は日の出、日没とは図Aの状況を想像しますね。太陽の中心が地平線にかかった状態。

[図A]

[図B]

ところが、実際の日の出・日没の定義は図Bの状況を指します。(これは言葉の定義だからどうしようもない。)

 

つまり、実際には太陽がまだ地平線に顔を出していないのに、太陽の上の縁が地平線にかかった段階で日の出と宣言するわけです。

一方、日没は、太陽の中心が地平線にかかってもまだ日没にならず、太陽の上の縁が地平線にかかった段階で初めて日没と言えるわけです。

 

要するに太陽の半分分ずつ昼間の時間が長くなります。これは計算してみるとわかるのですが、太陽の半分が沈むのに約3分、合計で約6分違ってくるわけですね。

 

この大気差と日の出・日没の定義によって、実際には昼の長さが数分長くなっているわけです。
(大気差の計算は面倒くさいのでここではカット。詳しい計算方法が知りたい方は前掲の天文年鑑をご覧ください。)

 

「〇〇とは△△である」という常識・思い込みが、実はちっとも「常識」ではなかった、というのはよくあること。このあたりをはっきりさせないまま議論したりするともめごとの元になったりします。秋分の日の昼夜の長さはホンの一例です。これをきっかけに日ごろ使っている言葉、常識を見直してみるのも良いかもしれません。

 

※細かいことを言うと、ここに挙げた日の出・日没の時刻は「緯度:35.6581° 経度:139.7414° 標高: 0.0 m」を基準にしたものです。北海道や沖縄ではかなり時刻がズレます。また太陽が昇った・沈んだというのも標高によって実際の見え方は違います。標高差と日の出の時刻の関係、計算の得意な人はチャレンジしてみては。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ANDゼミナール(アンドゼミナール)日本橋人形町校へお気軽にお問い合わせください。

 

◆お問合せ
メ ー ル:info@and-sem.jp
電  話:03-6860-4021
運営会社:ANDゼミナール(モイライビジネス株式会社)
住  所:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-19-3島村ビル3F
営業時間:15:00~22:00迄(日祝はお休み)

◆Facebookページ「ANDゼミナール日本橋人形町校」ぜひ「いいね!」を!
※教育・塾のニュースや、キャンペーン・授業風景・STEM教育・国語・算数・英語など随時更新中♪